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ドラクエ8 短編小説集

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蘇生呪文

ゼシカのことが大好きすぎて若干ヤンデレのククールの話。なんでこんな話を書いたのかも思い出せない




「じゃあ、ククール頼んだよ」
いつものように肩をひとつ叩いて、赤いバンダナの仲間が部屋から出て行くのを見届けると、
ククールは息をひとつ吐いて、ベッドの方へ向き直った。
そこに横たわっているのは赤い髪の美少女。
星を閉じ込めたように常にキラキラと生気に満ちている瞳が今は硬く閉じられ、
ほんのりと紅をさしたようにピンク色だった頬も真っ青だ。
目を転じれば、彼女の胸の辺りの服地がどす黒く染まっているのが見える。
今日の最後の戦闘。ほんの少しの油断。獣の鋭い爪がゼシカの胸に深々と食い込むのが
やけにゆっくりと見えて、それでも自分は指一本動かす事ができなかったと、ククールは
自嘲的に笑った。
いや、動けなかったのではなく、動かなかったのかもしれない。
彼女が致命傷を追い、動けなくなって自分と2人きりになる。いつの間にか心の奥底に常にそれを
望むようになった。
回復呪文より強力な蘇生呪文を使えるのは自分だけ。
「精神の集中をたかめる」事を理由にそれを使うときはいつも自分と彼女、と2人きりにしてくれるように
仲間に言ってある。
「ゼシカ」
つぶやいてそっとホホに手を触れる。陶器ににたすべらかな肌は今はひんやりとつめたい。
理想的な曲線を描くまろみにそっててを滑らし、硬く閉じられた唇の上に指を這わす。
いつもは自分への軽蔑の言葉をぽんぽん吐き出すそこは、今はその男の蹂躙にされるがままになっている
「ゼシカ」
もう一度つぶやいて ククールは指をゼシカの顎をなで、そのまま首筋へと移行する。
赤毛が数本まとわりついた首筋は、とても華奢で片手でも握りつぶせそうだ。
蘇生魔法は時間との勝負、時がたてば立つほど成功率はひどくなる。
だが、ククールは動かぬゼシカへの愛撫をとめる事ができない。
「俺が呪文を唱えなければ、君はずっとこのままだ」
這わせている指はいつのまにか豊かな乳房の辺りに移行している。
赤黒い服地にふれると、じゅくり、とぬれた音がしてククールの男にしては白い指が同じ色に染まった。
自分が以下にゆがんだ事をしているかはよくわかっている。
旅をしていていつの間にか芽生えた恋心。
だが、その芽吹いた想いは口に出すことなく、胸の中で歪み奇怪で醜悪な感情に成長し
猟奇的な行動という形で外に飛び出した。
愛しい、愛しいと思うからこそ口には出せない。
拒絶されて平気でいられるほど、自分は他人が思っているほど強くは無い。
そんな強さは修道院で使い果たしてしまった。
だが、見つめていれば満足できていたときはあっという間にすぎてしまった
「見つめていれば触れたいと思い」
つぶやきつつ血まみれの指をゼシカの唇に這わす
「触れてしまえばすべてを手に入れたいと思う」
青い顔の中に真紅のつぼみが浮き上がる。
「そして自分以外に関心を持つ事を許せなくなる」
そうつぶやいて両手でゼシカのほほを挟む
顔と顔が限界まで近づき、銀の髪が冷たい肌に落ちる
「恋というのは勝手なもんだ」
唇と唇が重なり、ククールの舌が、丁寧にゼシカの唇の血をなめ取っていく
「限界まで我慢してやるよ」
十分な時間をかけて唇をきれいにしてククールはつぶやく
「だからさ、このくらいの悪戯はかんべんしてくれよ な」
それから、彼は手を組み 呪文を唱えながら神に祈る
・ ・・・・どうか彼女を死のふちからよみがえらせたまえ・・・・
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Date:2016/06/19
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